【東京六大学野球】2015秋季リーグ第3週の展望

大学別

六大学野球第3週.001

東京六大学野球が開幕して3週目を迎えます。第2週は2カードとも3回戦に突入し、激戦の様相を呈しています。第3週で全チームが2カードずつを終えるということで、前半戦の山場とも言える週となりそうです。第3週終了時点の順位表は以下のとおり。

順位
 試合数勝ち点勝率
1早稲田220011.000
2法政32101.667
2慶応32101.667
2明治32101.667
5立教62400.333
6東大51400.200

早稲田大学−明治大学

・通算対戦成績

早稲田:220勝   明治:184勝   引き分け:20

春1位の早稲田と春4位の明治の対戦。早稲田、明治ともに2カード目で早くも「早明戦」を迎えますが、優勝のためには両チームともに落とせない戦いです。

「らしさ」を出せるか−早稲田大学

春は1試合平均10安打以上を放つ攻撃力をもって優勝した早稲田。1カード目の対東大戦では2試合で10安打と、東大相手に苦戦。勝つには勝ったが…という印象も拭えなかった。しかし、1週空いて中間にオープン戦も挟み、再びエンジン全開といきたいところ。春の首位打者=丸子選手、2位の茂木選手がそれぞれ1安打、無安打と春の勢いが見られなかった中軸2人の活躍が、明治に勝利するために必要と言える。投手陣は大竹投手の復活が望まれるところだが、その穴を北濱投手、吉野和也投手が埋めてくれると期待。もちろん、春も活躍した小島・竹内両投手の安定したピッチングにも注目。

春の悔しさを晴らす−明治大学

春の早明戦では先勝しておきながらも2,3戦目で敗北し、優勝争いの重要なところで悔しい敗戦となった明治大学。今季の初戦となった対立教戦では、初戦で攻めながらも敗北してしまったが、2,3戦目では明治らしさが出た粘りの試合を展開し勝利。特に打線は3試合で30安打と好調。9番に座った小倉選手は12打席5安打4四死球と出塁率7割5分と上位に繋ぐ役割を果たした。また、現在通算124安打で最多安打記録127安打まであと3本と記録が見えてきた高山選手も打率5割と好調で、このカードで最多安打記録を更新する可能性も大いにある。

投手陣は柳・上原・星3選手が立教戦でしっかり活躍した。3試合きっちり戦いきれることが証明されたので、毎回もつれる早稲田戦に備えたいところ。

 

法政大学−慶応義塾大学

・通算対戦成績

法政:197勝   慶応:198勝   引き分け:24

春2位法政大学と3位慶応義塾大学の対戦。1カード目は両チームともに2勝1敗の勝ち点1で並んでいます。また、通算対戦成績も1勝差とほぼ五分。春シーズンはAクラスだった両チームの対戦結果はいかに。

意地を見せつけた−法政大学

今季の初戦でまさかの敗戦となった法政大学。しかし、2,3回戦では法政大学の意地を見せ、特に3回戦では14安打10得点と大勝した。春季リーグの対慶応戦では1点差のギリギリの戦いで2連勝を収めているだけに、春の再現といきたいところ。打の注目選手は蔵桝選手。対東大戦では3試合で11打数6安打、ホームラン2本と波に乗っている。また、姉がSKEの柴田阿弥という点でも注目されている柴田圭輝選手は法東2回戦での逆転3ランを放ったように勝負強さが光る活躍。このカードでも勝負強さを発揮できるか。

 

春の借りを返したい−慶応義塾大学

前述したように、春は法政に連敗を喫した慶応。結果的にはストレート負けをしたのが法政と早稲田ということで、1勝でも出来ていれば…と悔やまれるところ。1カード目は立教相手にシーソーゲームながらも勝ち点を奪取できたことは大きかった。その勝ち点奪取に大きく貢献したのが4番に座っている谷田成吾選手。3試合連続のホームランを放ち、通算本塁打を13とした。4試合連続ホームランとなれば、広沢克己、田中彰に並ぶ記録となる。投手は継投中心だが、やはり加藤拓也投手の投球に注目。1カード目では終盤での登板だったが、どの場面での登板でもそのピッチングから目を離せない。

 

いよいよ優勝争いにも関わるカードが増えてきました。週末はお天気も心配されますが、よい試合を期待しましょう!

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