【東京六大学野球】2015秋季リーグ第8週展望

大学別

東京六大学野球2015年の秋季リーグもいよいよ最終戦。様々な記録が生まれたシーズンでしたが、優勝争いは4季連続で最終週の早慶戦まで持ち越し。果たして優勝するのは・・・?

早稲田ー慶応

・通算対戦成績

早稲田:220勝   慶応;180勝    引き分け:10

早稲田が通算対戦成績で慶応を若干上回っている。ちなみに優勝が最終週で決まったここ3シーズンの対戦成績は早稲田4勝、慶応3勝となっている。

 

グランドスラム達成へー早稲田

第3週の対明治戦で2連敗を喫し、優勝が厳しくなると思われた早稲田。しかし、その後対立教戦対法政戦で負けなしの4連勝を収め、さらに自力優勝がかかった明治が法政に敗れたため一転して優勝の可能性が広がり、またしても早慶戦が優勝をかけた戦いとなった。

今シーズンは初戦の対東大戦から打撃・投手陣ともに春のような勢いが見られず、苦戦していた。それでも、エースの大竹選手が復活し、前カードの対法政戦では茂木・丸子両選手の中軸が活躍するだけでなく、不振が続いていた中澤選手も当たりが出てくるなど春の勢いを取り戻しつつある。対法政戦2回戦では今シーズン初の10安打を放ち、チーム全体に活気が戻ってきたことが大きな材料。特に主将の河原右京選手は現在21試合連続安打と、昭和25年に山村泰弘選手(慶応)が達成した22試合連続安打まであと1試合に迫っており、この対慶応戦で新記録達成の可能性も十分に残している。

カギを握るのが大竹投手。春は防御率0.86と抜群の安定感を見せたがここまで3.52と故障の影響も感じられる内容。この対慶応戦でも先発が予想されるだけに、6校中1位の打率を誇るチーム相手にどこまで粘れるか。今シーズン中継ぎ登板3戦で3勝を挙げている北濱投手も控えているだけに、先発投手の投球が試合を決めるはず。

 

宿敵倒し優勝へー慶応

前カードの対明治戦では、先勝しながらも2連敗を喫し、自力優勝の可能性がなくなった慶応。しかし、第7週の結果でわずかながら優勝の可能性を残した。「2連勝し、明治ー慶応の優勝決定戦で勝利する」という厳しい条件だが、可能性はまだある。

今シーズンの慶応は11試合で56得点と1試合平均では1位の得点。(総得点では14試合で62得点の法政)さらにチーム本塁打は18本と、平成16年秋に法政が記録したシーズン20本にあと2本と迫る。

チームを牽引するのはドラフト指名もされた主将の横尾選手。ここまで打率.372でチームトップ。さらに本塁打5本は谷田選手と並んでリーグトップタイ。あと2本出ると1シーズン7本の最多記録に並ぶ。この対早稲田戦でも横尾選手の活躍が必須となるだろう。また、ラストカードを迎える4年生の谷田・山本泰寛・梅野・小笠原各選手の「最後の慶早戦」への奮起に期待したいところ。

投手陣では加藤拓也選手が防御率1.30で現在リーグトップの成績。このままいけば平成26年春以来2度めの最優秀防御率を達成することになる。今シーズンは先発が1試合だが、優勝するためには負けられない状況ということもあり、先発・中継ぎと様々な場面での登板が予想される。さらに前回好投した4年生の加嶋投手、また三宮投手の活躍も重なれば優勝へ大きく近づく。

いよいよ2015年秋季リーグも最終週。優勝はどのチームになるのか、注目です!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました