早くも今シーズンも残すは2週。明治・立教・法政・東大が2016年シーズンのラストカードを迎えます。優勝が懸った戦い、勝ち点を懸けた争い、4年生最後の公式戦…と見どころ満載です!
明治-立教
対戦成績
明治:259勝 立教155勝 引き分け:22
春季リーグでは明治が2勝1敗で勝ち点を獲得。
連覇に向けてあと少し-明治
前週の対早稲田戦1回戦で勝利し、開幕7連勝とし優勝に王手をかけたが、その後2連敗を喫した明治。2連敗したものの現在1位と優勝に向けて優位な立場であることは変わらないが、優勝に向けてはこの立教戦で勝ち点を獲得することが唯一の条件となった。打線はチーム打率.294と6校中1位と当たっている。中でも打率ランクトップを走る吉田大成選手は以前好調キープ。ただ、対早稲田2、3回戦で明治らしい粘りが見られなかったのがやや気がかりか。投手陣も、柳裕也投手が対早稲田1回戦で12回完投という素晴らしいピッチングを見せ、3回戦も期待されたところだったが、3回戦ではその疲れもあってか本来のパフォーマンスとはいかず。中3日で迎える立教戦でどこまでのコンディションで望めるかがカギ。連勝から一転連敗という流れを断ち切り2連覇の栄冠を掴めるか。
負けられない戦い-立教
第5週対東大戦で1敗を喫し、続く第6週対慶應戦ではよもやの連敗。一時は優勝の可能性もなくなったかと思われたが他校の成績により僅かながら優勝の可能性を残した。通算100安打を達成した佐藤拓也選手が慶應戦で無安打とブレーキ。立教の攻撃のカギを握るリードオフマンとして活躍できるかがまずはカギとなりそう。また、4試合連続安打の飯迫選手、佐藤竜彦選手の中軸も機能してくると大きな原動力となるはず。一方投手陣は、エースの田村伊知郎投手が対慶應戦1回戦で被安打12の自責点5、2回戦でも被安打3自責点2と乱調。エースの立ち直りはもちろん、リリーフとしての登板が続く主将澤田圭佑投手の先発の可能性も…。優勝には2勝0敗が最低条件。1敗も出来ない状況なだけに是が非でも勝たなければならない。1999年秋以来の優勝に向けラストまでの踏ん張りに期待。
法政-東大
対戦成績
法政:321勝 東大:50勝 引き分け:14
東大は3季連続で法政から勝利を挙げている。
是が非でも勝ち点奪取-法政
春季リーグでは勝ち点3の3位だった法政。しかしこの秋季リーグでは慶應、早稲田に1勝ずつの2勝8敗でまさかの勝ち点0でラストカードを迎えることになってしまった。優勝はなくなってしまったものの、勝ち点1を奪うために全力を尽くし是が非でも勝ち点が欲しい。4番に座る4年生の柴田選手、そして対早稲田戦で大ブレイクかと思われその後無安打が続いた2年生中山選手も、ここ3試合連続でヒットが出てきているだけに攻撃の糸口を掴めるか。規定打席には達していないが19打数9安打と当たっている大崎選手の活躍にも期待。一方投手陣はここまでチーム防御率6.28と6校中ワーストという不名誉な記録となっているだけに、投手の踏ん張りが勝利への第一歩。チーム一丸となって勝利、そして勝ち点を獲得できるか。
2002年秋以来の勝ち点獲得へ-東大
春季リーグでは3勝を挙げ、勝ち点獲得も期待された東大だったが、今シーズンはここまでまだ1勝。現在1位の明治に肉薄するなど勝利も近いだけに、まずは勝利、そして勝ち点を獲得したいところ。チーム打率は.215と決して高くはないものの、現在打率ランク3位、.364の下雅意選手のバッティングにまずは注目。また、桐生選手や喜入選手、主将の山本克志選手の4年生のラストカードでの活躍に期待したい。投手陣は対立教1回戦で5回2失点、3回戦7回2失点と勝ちはつかないものの安定感を見せている三木投手、そして1年生小林選手の投球でどこまで粘れるか。さらに宮台康平投手も今シーズン最終カードで先発登板があるかという部分にも注目したい。投手陣が粘れれば勝機も大きくなるだけに期待したいところ。勝ち点を獲得できれば2002年秋以来の勝ち点、さらに勝ち点を獲得すると自動的に5位となり、1997年秋以来の5位となる。
ラストカードとなる2カード、4年生最後の公式戦となります!最後の最後までアツい戦いをお見逃しなく。
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