今週で慶應、立教の2校が秋の開幕試合を迎え、6校全てが優勝に向けたスタートを切ることになりました。果たして結果は…?
立教ー法政
1回戦
●法政3−9立教◯
勝利投手:田村 敗戦投手:菅野
本塁打:法政=柴田1号2ラン
2週連続の試合となる法政は菅野投手、開幕試合となる立教はエース田村投手が先発。先制したのは立教。3回、エラー絡みで出塁したランナーを飯迫選手がタイムリーで返し先制。さらにフィルダースチョイスも絡み3点を先制する。だが直後の4回表、法政4番の柴田選手が2ランホームランを放ち2点を返す。法政の流れかと思われたその裏、立教:佐藤拓也選手のタイムリーで再びリードを広げる。追いつきたい法政は6回再び柴田選手がタイムリーを放ち点差を1点とする。好投を続けるエース田村投手の援護をしたい打線は7回、佐藤竜彦選手、田中和基選手のタイムリーで4点を追加、さらに次の8回にも笠松選手のタイムリーでダメ押し。最後は立教主将の澤田圭佑投手が締め、立教が先勝した。
2回戦
◯立教7−5法政●
勝利投手:手塚 敗戦投手:熊谷
本塁打:立教=佐藤竜彦1号満塁
法政は熊谷投手、立教は2014年秋以来となる先発のマウンドとなった藤田投手が先発。昨日と打って変わって先制したのは法政。2回裏、スタメン入りした向山選手のタイムリーで先制すると、熊谷選手の自らの援護点となる3点タイムリー、さらに犠飛でいきなり5点を先制し試合の主導権を握る。直後の3回、立教も佐藤拓也選手のタイムリーで1点を返すも、その後は両チームとも得点を挙げることが出来ず終盤へ。試合が動いたのは8回。これまで好投を続けていた法政:熊谷投手が突如崩れる。チャンスを与え、佐藤拓也投手にタイムリーを浴びると、押し出しで失点しここで降板。代わった河野投手を、立教:佐藤竜彦選手が捉え満塁ホームラン。この回一挙6得点で試合を決めた。立教は逆転勝利で2連勝で勝ち点を獲得した。
慶應ー東大
1回戦
●東大0ー8慶應◯
勝利投手:加藤拓 敗戦投手:有坂
本塁打:慶應=岩見1号2ラン、加藤拓1号2ラン
慶應はエース加藤拓也投手、東大は有坂投手が先発。慶應は1回から東大を攻め立てる。連続ヒットから岩見選手、スタメン入りをした1年生郡司選手のタイムリーで4点を先制する。さらに3回に岩見選手の2ランホームランで突き放すと、6回には加藤拓也選手が自らの援護点となる2ランホームランを放ち東大を突き放す。一方、東大打線は加藤拓也投手の前に沈黙。四球でランナーを出すも後が続かず追い上げることが出来ない。終わってみれば加藤拓也投手が与四球5ながらも無安打で完封し、史上24人目、25回目となるノーヒットノーランを達成し、慶應が勝利を収めた。
2回戦
◯慶應9−6東大●
勝利投手:加藤拓 敗戦投手:柴田
本塁打:慶應=山口1号ソロ
慶應は1年生岡野投手、東大も1年生小林投手が先発。先制したのは東大。昨日無安打に終わった打線が鬱憤を晴らすかのように奮起し、1回表に犠飛、山本克志選手、楠田選手のタイムリーで3点を先制する。負けられない慶應も、直後2回表にエラーの間で1点を返すが、東大:小林投手の前に打線は昨日の勢いに及ばず。3回に東大が1点追加しリードを広げるが、4回に途中出場となった慶應:山口選手のソロホームランで再び2点差まで詰め寄る。勢いが出てきた慶應は6回表、押し出しと内野ゴロ、代打出場の内田選手のタイムリーで逆転に成功する。1点差の8回、昨日ノーヒットノーランを達成した加藤拓也選手をマウンドに送り勝利に万全を期す采配を行う慶應。昨日苦杯をなめた加藤拓也投手を東大が連続ヒットで捉えると、犠牲フライ、さらに喜入選手のヒットで2点を追加し逆転する。最終回、アウト3つで勝利という東大に対し、先頭バッターの慶應主将:重田選手が一塁強襲の気迫の2塁打で出塁すると、その後も連続ヒットで4点を追加、再び逆転に成功する。3点差をもらった加藤拓也投手は危なげなく抑えきり慶應が勝利を収めた。両チーム合わせて23安打、3時間12分に及ぶ激闘となった。
2カードとも逆転に次ぐ逆転で目の離せない試合となりました!しかし優勝争いははじまったばかり。次週以降も見逃せません。
コメント