【2016年秋季リーグ】第3週展望

大学別

先週で全チームが開幕を迎え、いよいよ争いが本格化してくる第3週。明治ー慶應、立教ー早稲田の2カードが行われます。

明治ー慶應

対戦成績

明治:214勝 慶應:197勝 引き分け:27

直近2シーズンは明治が勝ち点を挙げている。

2回戦がカギ−明治

春季リーグでは全チームに1敗しながらも完全優勝を果たした明治。開幕週の第1週では見事に2連勝で勝ち点を獲得し順調な滑り出しとなった。1回戦ではエースの柳裕也投手の好投、さらに味方打線の援護もあり快勝したが、2回戦では東大に2シーズン連続の負けを喫するかと思われる場面もあった。ここから上位校との戦いになることもあり、1試合たりとも気を抜けない。優勝に向けてのカギは2回戦か。対東大2回戦で先発した星知弥投手は3回までパーフェクトも突如制球が乱れ逆転を喫しただけに、立て直しが期待される。また、大学日本代表にも選出された齊藤大将投手のピッチングにも期待したいところ。

前週の流れを汲みたい−慶應

開幕戦となった前週は、1回戦は加藤拓也投手のノーヒットノーランもあり大勝したが、2回戦では終盤で逆転を許し敗北の二文字もチラついた。しかし、途中出場となった主将の重田清一選手の意地の2塁打から一挙の逆転劇を見せた。あの一振りからチーム全体にいい流れが出来たと思われるだけに、分が悪い相手ではあるが勝ち点を奪取したいところ。ドラフト候補とも言われる加藤拓也投手の明治打線に対するピッチングはもちろん注目だが、1年生ながら初のスタメンマスクとなった郡司裕也選手のリード、バッティングにも注目。同じく1年生でスタメン入りしている柳町達選手の巻き返しにも期待したい。

立教ー早稲田

対戦成績

立教:132勝 早稲田:263勝 引き分け:12

今年の春季リーグで立教は早稲田から久々の勝ち点を奪取している。

2季連続勝ち点なるか−立教

慶應と同じく前週が開幕戦となった立教。1回戦は隙のない攻撃と田村投手のピッチングで快勝したが、2回戦は一転して追う展開に。チャンスを作れず苦しい試合展開となったが、8回の大逆転ともいうべき攻撃で勝利を挙げ2連勝できただけに2カード目となる早稲田にも連勝で優勝へ近づきたいところ。投手は田村伊知郎投手は安定しているものの、2番手以下の投手がキーポイント。エースの澤田圭佑投手の仕上がり次第では先発の可能性もあるものの、対法政2回戦で先発した藤田凌司投手の奮起にも期待したい。打者では2試合で4安打とチームを引っ張った佐藤拓也選手、逆転満塁ホームランを放った佐藤竜彦選手に引き続き注目。早稲田からの2季連続勝利を挙げ、優勝争いをリードできるか。

チームの形が出来てきた−早稲田

4冠の目標を掲げていた春季リーグはまさかまさかの5位という結果に終わった早稲田だが、1カード目となる対法政戦では1回戦こそ敗北を喫したものの、2・3回戦と連勝。攻撃のリズムがよくなってきたようだ。まず主将の石井一成選手。2試合連続ホームランを放ちチームを勢いづけている印象。さらに1番打者の八木健太郎選手は3試合で7安打3打点、さらに3盗塁と相手にとっては非常に出塁させたくないバッターといえる活躍を見せており、攻撃の先陣を切る役割をこの立教戦でも果たせるかどうかがカギとなりそう。一方投手は3回戦で勝利を挙げた小島和哉投手のピッチングに期待。エース大竹耕太郎投手は復調にはあと一歩といったところ。注目はセットアッパー、抑えとして登板している柳澤一輝投手。柳澤投手の好投があれば接戦もモノにできる可能性は高まる。

 

優勝争いが激化する第3週。この勝敗が後々響いてきそうな予感です。是非ご注目ください。

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