東京六大学野球は今週第4週を迎え、各チーム3カード目に入ります。
順位 | 試合数 | 勝 | 負 | 分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 明治 | 7 | 4 | 2 | 1 | 2 | .667 |
2 | 慶應 | 6 | 3 | 2 | 1 | 1 | .600 |
2 | 立教 | 5 | 3 | 2 | 0 | 1 | .600 |
4 | 早稲田 | 4 | 2 | 2 | 0 | 1 | .500 |
5 | 法政 | 5 | 2 | 3 | 0 | 1 | .400 |
6 | 東大 | 5 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 |
3週終了時点で5チームが勝ち点1以上という混戦模様。ここからの展開次第ではどのチームにも優勝の可能性があります。それでは今週の展望です。
早稲田ー法政
通算成績
早稲田:214勝 法政:195勝 引き分け:27
今週のポスターでもあったように、早稲田は2014・2015年と法政戦で8勝0敗としています。
中軸4年生の復活がカギ−早稲田
昨年までとは違い、今年は苦しい戦いが続いている早稲田。前週の対立教戦では、2試合で内野ゴロでの1点のみと厳しい戦いに。特に、中軸を張る4年生の中澤・石井両選手が2試合ノーヒットとブレーキを掛けてしまっている状況。真鍋選手が打率4割超え、三倉選手も3割5分と流れは作っているだけに、この流れを繋げていけるかが打線のカギ。投手陣は、エースの大竹投手が対立教1回戦で崩れてしまった点が悔やまれるが、2回戦の竹内投手が素晴らしいピッチングを披露し、早稲田の投手陣の厚みを見せた。後ろには小島投手や北濱投手も控えているだけに投手陣は盤石か。とにかく勝利には打線の復活がポイント。
投手陣の粘りに期待−法政
第2週対立教戦では、1回戦で逆転サヨナラ負けを喫したものの、2・3回戦で巻き返し逆転で勝ち点を獲得した。1カード目の対慶応戦こそ投打ともに噛み合わなかったが、ここまでを終えて主将の森川選手を始め、打率ランクTOP10に4選手が入り打線は好調。立教戦からスタメン出場している金子凌也選手も当たりを見せ始め、徐々にエンジンがかかり始めた印象。一方、投手陣は玉熊、雨、玉熊、玉熊と言われたように玉熊投手が奮起。1週空いたことでこの早稲田戦も起用が考えられるが、玉熊投手に続く2番手の投手が確立出来ていない点が不安材料。打線のリードを守り切れるかが勝利の分け目になりそう。
慶應ー東大
通算成績
慶應:322勝 東大:34勝 引き分け:17
切り替えができるか−慶應
前週の対明治戦では、1回戦での引き分け後2回戦、3回戦ではそれぞれ10−0、18−0の大敗を喫した慶應義塾大学。明治に対しては1997年以来の大敗となってしまった。1・3回戦ではエースの加藤拓也投手が力投したものの、大敗した2試合では投手陣が崩壊。さらに打線も4試合でタイムリーなしということで投打ともに完敗という形に。中3日でどこまでチーム状態を整えられているか。1カード目の法政大学戦のような爆発力を秘めているだけに、打線の起爆剤が欲しいところ。相手が東大とはいえ、明治に勝利しているとあって気は抜けない。
勝ち点奪取を−東大
現在1位の明治相手に、2回戦で勝利を収めた東大。ここまでの多くは1回戦での勝利だっただけに、2回戦での勝利という意味は大きいものであった。次の目標は勝ち点奪取。慶應に最後に勝利したのは2008年秋1回戦だが、今季の東大であれば十分勝利を狙えるだろう。各メディアでも注目されているエース宮台康平投手は、明治3回戦こそ3回でKOされたものの、ここまで2カードで寸前まで0で抑えていた試合を作っており、この慶應戦でも好投が期待される。打線では田口・桐生両選手が3割超えということで、この2人を起点に攻撃を作っていけるか。好投を続ける宮台投手を打線がいかにフォローできるかが勝利へのポイント。
今週の2カードも目が離せません!お楽しみに。
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