優勝の可能性を残していた4校が試合を行うということで、優勝に向け非常に重要な週であった第6週。結果を振り返ります。
早稲田ー明治
1回戦
●早稲田2−3×明治◯
勝利投手:星 敗戦投手:小島
本塁打=早稲田:木田1号ソロ 明治=牛島2号ソロ、3号ソロ
明治はエースの柳、早稲田は竹内が先発。防御率ランキング上位の2投手の先発ということで投手戦となる。先制点は明治。前週の対法政3回戦で4打数4安打1本塁打と当たっていた4番の牛島将太選手がソロホームランで1点を先制する。投げては柳投手が5回まで早稲田打線をパーフェクトに抑える投球だったが、6回に早稲田:木田選手がリーグ戦初のホームランを放ち、この日の初ヒットが同点弾となった。さらに8回に吉見選手が勝ち越しタイムリーを放ち1点勝ち越す。しかしその裏、竹内投手が安打を許したところでスイッチした吉野和也投手がフォアボールとヒットで満塁のピンチを迎え、ノーアウトで小島投手に交代。その小島投手を佐野恵太選手が捉え同点とし、9回両チーム無得点で延長戦へ。リリーフした星・小島両投手とも譲らず引き分けムードも漂った11回裏、4番の牛島将太選手がその日2本目となるホームランを放ちサヨナラ勝ち。優勝に向け大きな1勝を挙げた。勝ち負けは付かなかったが、柳投手は11奪三振の好投を見せた。
2回戦
●明治4−5早稲田◯
勝利投手:大竹 敗戦投手:水野
本塁打:明治=牛島4号3ラン
早稲田は大竹、明治は水野の両投手が先発。先制点は早稲田。1回裏、チャンスから石井選手のタイムリーでいきなり1点を先制。さらに3回にも石井選手、立花選手のタイムリーで3点を追加しリードを広げる。ここまで不調が続いていた早稲田のエース大竹が明治打線を封じる投球で、昨日の敗戦のムードを感じさせない試合を展開。エースが好投する中、早稲田は6回にも追加点を挙げる。勝利が近づいた9回、明治が佐野恵太選手のタイムリーで1点返すと1回戦で2本塁打の牛島将太選手が3ランホームランを放ち1点差まで詰め寄る。しかし、リリーフした北濱選手がしっかりと抑え早稲田が勝利。1勝1敗のタイとなった。
3回戦
●早稲田5−11明治◯
勝利投手:齊藤 敗戦投手:吉野和
早稲田は竹内、明治は東大2回戦以来の先発となる星投手が先発。昨日の最終回の追い上げの勢いそのままに、1回裏、明治がリーグ戦初出場となる1年生和田慎吾選手のタイムリー、逢澤選手のタイムリーで4点を先制する。さらに2回にも連日の活躍が光る牛島将太選手のタイムリーでリードを広げる。早稲田も、3回に中澤選手の16打席ぶりの安打で1点、4回に無死2・3塁のチャンスで、内野ゴロながらも2点を返し、さらに6回に吉見選手のタイムリーでついに同点に追いつく。だが、勢いで負けていなかった明治。同点に追いつかれたその裏、東原選手のタイムリーなどで4点を挙げ勝ち越すと、7回にもダメ押しとなる2点を挙げ、終わってみれば15安打の11得点で明治が勝利。早稲田は投手陣が粘り切れなかった。
慶應ー立教
1回戦
●慶應0−1立教◯
慶應はエースの加藤拓也投手、立教は今季1回戦での登板が初となる田村投手が先発。防御率1位(第5週時点)の加藤投手、対早稲田2回戦の登板以来18イニング無失点を続けている田村投手の投げ合いということで両チームなかなかチャンスを作れない。6回、慶應は2アウトから1・2塁のチャンスを作るも無得点。その裏、加藤拓也投手が四球で先頭打者を歩かせると、チャンスを広げられ1・3塁のピンチ。ここで痛恨の暴投で1点を献上。結果的にこの1点が決勝点となり立教が勝利。田村投手は9回11奪三振で完封勝利。27イニング無失点を継続した。
2回戦
◯立教6−4慶應●
勝利投手:澤田圭 敗戦投手:加藤拓
本塁打=立教:佐藤竜2号2ラン、松崎1号ソロ、佐藤拓1号ソロ
立教は黒萩投手、慶應は初先発となる原田投手が先発。1回表、先頭打者の佐藤拓也選手がヒットで出塁し、3番の佐藤竜彦選手がホームランを放ち2点を先制する。優勝のためには是が非でも負けられない慶應は2回裏、併殺の間に1点、代打の明渡選手のタイムリーで1点を追加し同点に。さらに3回、岩見選手のタイムリーで2点を勝ち越す。2点のリードで満を持して昨日も登板したエースの加藤拓也投手が6回から登板。しかし、7回チャンスから代打で飯迫選手が2点タイムリーで同点に追いつき試合は振り出しに。さらに8回、代打の松崎選手がソロホームランで貴重な1点を追加し勝ち越し、続けて佐藤拓也選手のホームランでリードを2点とする。立教はリリーフしたエースの澤田圭佑投手が慶應打線を封じ、立教が2連勝で勝ち点を獲得。慶應、そして早稲田の2チームの優勝の可能性がなくなった。
この結果で優勝の可能性を残したのは明治・立教の2チームに。⇒詳細はこちら
6校とも残すはあと1カード。アツい戦いが最後まで見逃せません!
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