東京六大学野球2016年春季リーグ最終週の第8週。伝統の早稲田ー慶應のアツいアツい試合が繰り広げられました。
1回戦
◯慶應9−4早稲田●
勝利投手:加藤拓 敗戦投手:大竹
本塁打=慶應:加藤拓1号2ラン、岩見3号2ラン、須藤2号ソロ
早稲田:石井2号ソロ
早稲田は大竹、慶應は加藤拓也投手の両チームエースが先発。試合が動いたのは2回表。打撃妨害でランナーが出ると、迎えた加藤拓也選手のホームランで慶應が2点先制。続く3回にも慶應=岩見選手の2ラン、さらに須藤選手のタイムリーで序盤で5点をリード。早稲田エースの大竹投手はここで降板。反撃したい早稲田は、6回チャンスを作ると、木田選手のタイムリーで2点を返す。だが7回に慶應の岩見選手のタイムリーなどで2点を追加。その裏早稲田は主将の石井選手のソロと犠飛でまた2点を返すも、8回表、慶應も須藤選手のソロホームランなどで2点を追加。早稲田の追い上げを退け、慶應が先勝。加藤拓也投手は9回178球、10四死球被安打10ながらも10奪三振で完投勝利。通算20勝目となった。早稲田は追い上げたものの、拙攻、さらに先発の大竹投手をはじめ、5人の投手をつぎ込みながらも9失点と粘り切れなかった。早稲田はこれで5位が確定。
2回戦
◯早稲田7−3慶應●
勝利投手:竹内 敗戦投手:清水洋
本塁打=慶應:岩見4号2ラン、山本瑛1号ソロ
早稲田は竹内投手、慶應は1年生の髙橋佑樹投手が先発。先制したのは慶應。4回裏、昨日に続き岩見選手の2ランホームランで慶應が先制する。昨日の流れが続くと思われたが、直後の5回。この日2番に座った真鍋選手、さらに立花選手のタイムリーで同点に追いつき、さらに次の6回には竹内選手の自らのタイムリーで勝ち越し、石井選手のタイムリーで追加点を挙げる。9回には不振にあえいでいた吉見のタイムリーでダメ押し点を挙げる。昨日の流れを呼び込めなかった慶應は4回以降無得点。9回裏、山本瑛大選手のソロホームランで1点返すに留まった。早稲田は竹内投手が完投勝利。昨日とオーダーを入れ替えたのが奏功した。
3回戦
●慶應2−4早稲田◯
勝利投手:小島 敗戦投手:加藤拓
本塁打=慶應:明渡1号ソロ、早稲田:中澤1号ソロ
勝ち点を懸けた3回戦。慶應は完投から中1日で加藤拓也投手、早稲田は小島投手が先発。この日の先制は早稲田。今シーズンここまで2安打と大不振だった中澤選手がソロホームランを放ち1点先制する。6回表に慶應が山本瑛大選手のタイムリーで同点に追いつくが、その裏、早稲田も八木選手のタイムリーですぐさま勝ち越す。7回にはスクイズ、さらに加藤拓也投手の暴投でリードを広げる。慶應は小島投手の前にチャンスを作るも無得点。最終回の9回表、代打で出場した明渡選手がソロホームランを放つものの1点止まりで試合終了。早稲田が2・3回戦で連勝し、東大戦以来の勝ち点を獲得。一方慶應は先勝しながらも連敗で4位となった。
これで今季全8週、合計41試合の試合が終了しました。混戦を極めた2016年春季リーグ。秋は果たしてどのチームが優勝するのか、楽しみが尽きません!
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