東京六大学秋季リーグ展望〜早稲田・法政・慶応編〜

大学別

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今週末に迫った東京六大学野球2015年秋季リーグ開幕戦。各校の春季リーグの振り返りとともに秋季リーグの展望を行います。

早稲田大学(春:1位)

春季リーグは高橋新監督のもと、6季ぶりの優勝。12試合で10勝1敗1分けで勝ち点5の完全優勝となった早稲田大学。打率ランク1位丸子選手、2位の茂木選手を筆頭に1試合平均約10本と安定した打線と左の三本柱=大竹選手、竹内選手、小島選手を中心とした投手陣、と投打共にバランスのとれた試合を展開してきました。

秋季リーグの鍵は「右投手」にあると予測します。恐らく他5校が早稲田の左投手対策を徹底的にしてくるでしょう。そこで期待したいのが右投手。甲子園優勝投手の吉永選手、サブマリン=吉野選手の安定感が増せば春秋連覇がより近づくはずです。

 

 

法政大学(春:2位)

多くのところで話題になった東京大学の94連敗ストップ。ストップの立役者となってしまったのが法政大学。しかし、リーグ戦では12試合8勝4敗とギリギリまで優勝争いに残り、2位という成績。2点差以内の勝利が8勝中4試合と接戦をものにする粘り強さが際立ちました。

秋季リーグの鍵は「4年生」。春はブレーキが掛かってしまったがラストシーズンの奮起が期待される主将の畔上選手、川名投手、春好調だった若林選手、蔵桝選手ら、最後のシーズンとなる4年生が活躍すれば2012年秋以来の優勝も。ちなみに法政が優勝した直近3回は全て「前のシーズンの優勝校=早稲田」でした。今シーズンは果たして…?

 

慶応義塾大学(春:3位)

2連勝すれば優勝というところで迎えた早慶戦の1試合目で敗れ、目の前で早稲田の優勝を見ることとなった慶応義塾大学。昨年春のような劇的な優勝を逃すだけでなく、11試合6勝5敗の3位という悔しい結果に。

秋季リーグの鍵は「横尾・谷田両選手」。高橋由伸2世と呼ばれる谷田選手、主将の横尾選手がそれぞれ打率.146、.250と攻撃の中心となるべき両選手が不振を極めた春季リーグ。プロも注目する両選手が昨年までの力を発揮することができればチームも勢いづくでしょう。大久保新監督となって初の優勝も遠くはないはずです。

 

 

以上、2015年春季リーグ上位3校の展望でした。明治・立教・東大の展望は次に続きます。

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