早稲田・法政・慶応編に続き、2015年秋季リーグの明治大学・立教大学・東京大学の展望を行います。
明治大学(春:4位)
2013年は春秋連覇、2014年秋優勝と、2015年春季リーグ前までは今年の優勝候補との下馬評もあった明治。終わってみれば12試合6勝6敗の4位と、Aクラス入りも逃すというまさかの結果に。決して大敗はしないものの、4試合を2点差以内で落とし、接戦をモノに出来なかったことが大きかった。
秋季リーグの鍵は「野手陣」。2015年春季リーグで規定打席に到達したのが、菅野・高山・坂本の3選手と6校中最も少なかった。つまり、メンバーが固定されていなかったということでもあります。打線・守備ともにしっかりとした軸ができてくると明治らしい粘りの野球が見れそう。東京六大学野球の安打記録まであと10本と迫る高山選手にはもちろん注目。
立教大学(春:5位)
2014年秋季リーグでは15年ぶりとなる優勝まであと一歩という寸前で優勝を逃した立教大学。しかし、今年の春は大苦戦。1位となった早稲田に引き分け、2位の法政から1勝をもぎ取ったものの、明治・慶応に連敗を喫し12試合3勝8敗1分けの5位に。打線も投手陣も沈黙の春となってしまいました。
秋季リーグの鍵は「沢田圭佑・斎藤俊介両投手」。入学以来大車輪の活躍である沢田投手はこの春は制球力が落ち、全体的に疲れが見えていた印象。復活した斎藤投手も完調手前といった感じで投手陣を引っ張る2人が不調でした。この2本柱が調子を上げてくれば優勝へ近づくはずです。ちなみに、前述の明大・高山選手に続き大城選手103安打。新記録更新を狙えない位置ではありません。
東京大学(春:6位)
長い長い、長すぎる94連敗というトンネルを抜け1勝を挙げた東京大学。ホームランも出て、総安打数も54と打撃が安定。投手陣に関しては継投中心の組み立てが多いものの、速球派の山本俊選手を中心に勝利を挙げられるという自信もついたでしょう。
秋季リーグの鍵は「宮台投手」。投球回数はそこまで多くないですが、東大投手陣の中では優秀な防御率を誇っています。宮台投手が少しでも長い回安定して抑えられるようになると勝利のチャンスも…。次は2002年秋以来の勝ち点1を目指して奮闘してほしいです。
以上6校の展望でした!まもなく開幕です!
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